学校からのお知らせ__
今日の5、6時間目は版画を制作しました。 木版に下絵を写した後、三角刃で線を丁寧に彫っていきます。 こつは、短く、細かく、丁寧です。 子供たちの彫っているときの集中力はすばらしいです。一彫一彫と進めていく度に、題材がまるで板から浮かんでくるようです。一枚の板から、化石を掘り出しているかのようです。
彫りが終わると、黒い紙を版に貼り付け、絵具で版に彩色していきます。少し彩色しては、黒い紙を重ねバレンで擦ります。 絵具は、水彩画で使うときよりも水を少なめにした濃いめです。 濃いオレンジジュースぐらいの濃度です。少し白を混ぜると黒い紙でも色が映えます。
版に少し色を塗っては、ちょっと覗いて刷りを確認し、また、版に色をつけていきます。何度も何度も繰り返し、作品が完成します。 単色の版画よりも手間がかかりますが、その分、自分自身の作品への満足度も高くなっていることでしょう。手をかければかけるほど、作品への愛着が増していきます。 展示が楽しみです。