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5月19日(金) 6年国語・説明文「『AIで言葉と向き合う』 坂本真樹」



 2020年度から6年生の国語教科書に載っている人間と人工知能の共存について、「言葉」をキーワードに分かりやすく解説、展望した説明文です。
 この教材のねらいは、筆者の意見と事例との関係を捉え、論の進め方を考えながら要旨をまとめ、見方を広げることです。

 今日の6年2組では、接続語などの言葉をよりどころに、形式段落ごとに要旨を考え、三つの意味段落に分ける活動をしていました。説明文の教材は、筆者の考えを言葉を根拠に探り、文章の全体を構造化していくことも大切な学習です。

 



 まさしく、今話題の生成型AIの話そのものが内容となっています。3年以上も前に、6年生へ「今」を予測していたかのような内容です。筆者の電気通信大学 坂本真樹教授のまとめた要旨は以下のとおりです。
 「人工知能(AI)は人の『感覚』ついても実現可能なのか。 AIによるオノマトペ生成システムに、感覚を表す『オノマトペ』を取り込むことで、既存の言葉のもつ印象を数値化したり、新たな言葉を生み出すことができる。AIが作った言葉から人間の感性を確認することも可能となり、人間とAIの共存する世界が開かれていく。」

 6年1組では、(14)段落の要旨を考えるにあたり、「共存」「感性」「最新技術」「人工知能」「人間」「新しい世界」などのキーワードを文中から見付けていました。一方、「えー、このままだと人間が支配されるのでは・・・・」と、ポツリと子供のつぶやきも聞こえました。

 豊かな暮らしを実現するためには、共存することが大事なのですね。きっと。G7が広島で開かれています。

 




2023年05月19日