学校から__

おいしい!ジオ給食

~ジビエハンバーグ・のっぺ汁~



6月5日 今日の給食は、ジオ給食でした。
糸魚川市では、糸魚川ジオパークの大地の恵みである地場産食材や、地域に伝わる郷土料理を学校給食で提供する「ジオ給食」を月1回実施しています。
今日は、ジビエハンバーグとのっぺ汁です。



ジビエハンバーグ
「ジビエ」とは、フランス語で、「狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉」を意味する言葉で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。 その昔フランスなどでは、ジビエを使った料理は自分の領地で狩猟ができるような、上流階級の貴族の口にしか入らないほど貴重なものでした。
最近では、ドラマの影響もあり、日本でも「ジビエ」が注目されるようになってきました。
今日のハンバーグは、糸魚川で捕獲されたイノシシの肉を使った、学校給食では珍しいジビエハンバーグです。豚ひき肉と合わせて作ってあります。
「命」に感謝して食べました。



新潟の郷土料理として知られる「のっぺ」は、野菜や乾物を煮込み、くず粉(今では片栗粉)でとろみをつけた料理です。お正月やお祭り等、人が集まるときに作ることが多かったようです。
新潟の「のっぺ」は、汁が少なく、汁物というより煮物という感じです。地域や家庭によって、だしや具材、味付け、盛り方など様々です。
場所によって名前まで変わっています。下越の「のっぺ」、下越・村上の「大海」など、上越・糸魚川では「こくしょ」と言った方が伝わりやすいかもしれません。
今日の「のっぺ汁」は、以前は糸魚川でも作られていた車麩が入っています。具材も、地域によって違うようです。
皆さんのお家の「のっぺ」は、どんなのっぺですか?


2025年06月05日 大瀬 孝志