
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす……」2年生の教室から聞こえてきた音読に、懐かしさを覚えて足を止めました。国語の授業で『平家物語』を、一文ずつ順番に音読しているところでした。まだ始まったばかりで教科書を見ながらの音読でしたが、教科担当から「少しずつ見ないで挑戦しよう!」と、全文暗唱を目指す目標が掲げられました。「よし!」と気合を入れる生徒の後ろ姿が印象的でした。 3年生の教室では、「情報」に関する知識や用語を、タブレット端末を使ってゲーム形式で確認していました。正解すると点数が加算され、順位が即座にテレビ画面に表示される仕組みで、教室は大いに盛り上がっていました。情報化社会に生きる生徒たちは、次々と正解を導き出していました。 1年生の教室では、代表の生徒が黒板で計算問題に挑戦していました。後ろから見守る生徒たちは、首を上下左右に動かしながら、自分が導き出した途中式や解答と照らし合わせて、計算方法を確認していました。 各教室では、工夫された授業が展開されており、正確な知識の習得や、習得した知識・技能の活用を通して、学びが深められています。
<写真>上段左:1~1数 学 右:1~2社 会 中段左:2~1家庭科 右:2~2国 語 下段左:3~1技 術 右:3~2数 学
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