能生中学校の風景__

能生中トピックス

学びを深める 2年生保健体育 がん教育から



 12月19日の2限に,2年生の保健体育の授業で「がん疾患に関する学習」を行いました。新潟県がん教育講師をお務めの伊野昌子様からご講演をいただきました。保健分野の「健康な生活と病気の予防」の理解を深める授業の一環です。がんに関する知識,予防や治療,家族や周囲の思いについて知ることを通して,健康と命の大切さを考えました。
 はじめに,がんの基礎知識として「がんは早期発見できれば90%以上の確率で直すことができる」「日本ではがんで亡くなる人は3人に一人」などの最新データを教えていただきました。
 次に,伊野様ご自身の闘病生活,お子様の受け止め,全快できるよう励ましてくださった皆様への感謝,寛解して感じたことを赤裸々に語ってくださいました。
 最後に,「人は命のつながりの中で生きている」「命があれば何にでも挑戦できる」「私も治ったから皆さんの前でこうして話ができる」と教えていただきました。ご講演本当にありがとうございました
 生徒の感想をいくつか紹介します。
○ 伊野様が「治る確率があるなら勝つ!」とおっしゃって,少しでも可能性を信じてきたことがすごいと思いました。つらい気持ちはなくならないけど,明るく頑張ろうと努力されてきたお姿に感動しました。 
○ 伊野様の「『命』は自分だけのものではない。自分の命を生きつないでいく役目がある」というお話を聞いて,自分の命の大切さや責任感について再認識することができました。
○ 「寿命とは一人一人がもっている時間のこと。健康ならばいろいろなことに役立てるし,失敗もやり直せる」と聞いて,一瞬一瞬を大事に生きていきたいと思いました。






2024年12月24日 2学年部