
早速生徒たちも鰹節削りに挑戦。技術の授業でもほとんど使わなくなったかんな(一枚刃)が裏側にセットされたプラスチックケースの中に見る見るうちに削られた鰹節が溜まっていきました。削りたての香ばしさが残る鰹節をそのまま食べてみると口の中いっぱいに香りと共に旨味が広がっていきました。 おいしい出汁を摂るためには、水に対して3%の鰹節が良いそうで、水1リットルに30g(大袋)を必要とするそうです。沸騰したお湯に大袋の鰹節を入れて、2分ほど待つと出汁のいい香りがしてきました。お湯の色も黄金色へと変化。生徒たちも料理人のように匂いをかぎ、出汁の良しあしを確認しました。 その後、「本枯れ鰹節」と「荒節」の出汁の違いを目や舌で確認。素人の私たちでも「荒節」の出汁は色が濃く、味も強いのですが、雑味を感じ、「本枯れ鰹節」は薄味ですが、何も加えずともおいしさが伝わってきました。まさに『和食』の素晴らしさを学ぶことができた瞬間でした。 『本物』学習をする中で、日本の文化の素晴らしさや日本の味を大切に伝えていこうとする学びとなりました。学校廻りに降雪のある中、遠方から来校いただいた尾崎様、本当にありがとうございました。 ※尾崎さんのさきは、山に大ではなく、立です。
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