能生中学校の風景__

能生中トピックス

7/19の能生中 挨拶運動3日目 kaigoカフェ講演会



 能生駅前での挨拶運動3日目の19日も天候に恵まれ、多くの方々が集まってくれました。挨拶活動が始まる前、6:30頃に直江津方面に向かう1番電車の出発時間に合わせてのぼり旗を準備して利用者を見送りました。直江津から妙高方面に通う卒業生たちは、次の電車だと混み合うためにいやだと、10名ほどが乗車していきました。挨拶運動に参加してくれていた生徒が多く、元気に声をかけてくれました。高校3年生になる元生徒会副会長だった生徒は、進路目標を決めて、全力で受験勉強に通り組んでいることを報告してくれ、当時の挨拶運動のことを懐かしく話してくれました。
 全体のメンバーが集合して挨拶運動が始まる頃には、気温も上がり、ただ立っているだけでも汗が出るほどでした。そのような中でも大きな声で挨拶を繰り返してくれる小学生、高校生、地域の方々。参加した中学生にとっては、この挨拶交流こそが大切な学びの場となりました。
 最後に生徒会長からは「この挨拶運動も5年目を迎え、多くの方々に参加してもらいながら地域を明るくする活動として定着してきました。秋にも3日間の開催を予定しています。多くの方々の参加をお願いします」と締めくくってくれました。
 初めての7月開催で梅雨の影響も心配されましたが、無事に3日間を終えることができました。夏服が輝く清々しい朝でした。参加いただいた皆さん、ありがとうございました。



 午後からは糸魚川市の福祉事務所 介護保険係の主催で『kaigoカフェ 講演会』を柔剣道場で開催しました。講師に東京から高瀬様、富山から二口様、能生中学校を卒業されて市内で介護士として働いている4名の方々を迎えての講演会でした。能生中学校では、新型コロナウイルス感染症の流行後は、介護関係の職業体験を経験することが難しく、老人介護施設等との交流は、花街プロジェクトの花を介しての活動だけになっていました。
 高瀬様は、全国各地を回って高齢化社会の未来をつくる活動を進められています。糸魚川市も65歳以上の高齢者が3人に1人となる中で、老人介護や障がい者介護が大切になること、介護士の方々が不足していること等を丁寧に説明してくれました。二口様は、射水市で地域に開かれた介護施設を運営されていて、老人の方々が子供たちとの触れ合いを通して生き生きと活動している様子を話してくれました。4名の先輩方は、介護士となったきっかけややりがい、仕事の苦労などを実体験を基に語ってくれました。生徒たちには介護が身近なものとして感じられたことだと思います。
 後半は生活班ごとにグループワーク。介護施設の入居者やお年寄りとの交流を中学生の目線で考えるのがテーマでした。夏祭りを開催して盆踊りを教えてもらう交流、スポーツ交流やお年寄りの知恵袋を教えてもらうなど、活発な意見が出されました。中にはお年寄りの1日中学生体験やお年寄りの制服ファッションショーなどという斬新な意見もあり、講師先生からも「目の付け所が素晴らしい」と褒めていただきました。
 最後は代表生徒が「自分の家族が介護が必要となった時に対応できるように、考える良い機会となりました」と感謝の気持ちを伝えて講演会を終了しました。
 午後の高温と映写のために暗幕を引いた中での暑さもありましたが、自分の将来や家族のことを考える素晴らしい時間となりました。講師の方々、先輩の皆様本当にありがとうございました。




2024年07月22日 吉田 和則