能生中学校の風景__

能生中トピックス

卒業式まであと一週間 それぞれの思い



 三寒四温の寒暖差が激しい毎日が続いていますが、いよいよ卒業式まで一週間となりました。先週から三送シーズンを1,2年生が企画して3年生に感謝の気持ちを伝えてきました。
 生徒玄関の3年生側入り口は、感謝の横断幕といろいろな花紙で思いを込めて折った美しい花とで彩られました。3年生の下駄箱も飾られています。玄関正面のホールには、在校生一人ひとりが心を込めて3年生に贈ったメッセージボードも張り出されました。登校時に一枚一枚に目を通す3年生の姿が印象的です。
 3年生の動線となる南側階段や踊り場もきれいな花で飾られています。そして3年生教室前の廊下。「祝」の文字と共に3年間の集合写真を飾り付けました。身体も心も大きく成長した3年生の様子がよく分かる写真ばかりです。



 2月21日の6限には、三年生を送る会を柔剣道場で新総務委員が中心となって行いました。まずは、いじめ撲滅に取組んだ縦割り班でのレクリエーション。日頃だとただ通り過ぎてしまう校舎内の掲示物や置物を使って、「ここには何があったでしょうか?」ゲームを全校で取り組みました。映像になると気付くものも多くありましたが、みんなで思い出多い能生中学校の校舎内のことを考えました。
 在校生からの委員会や部活動ごとのメッセージビデオでは、先輩たちとの思い出を熱く語る姿がありました。多くのことを3年生と共に経験してきた証です。
 そして3年生の思い出ビデオ。1年生の頃の初々しい姿やリーダーとして逞しく全校を引っ張る姿が映像と共に蘇る瞬間でした。
 最後にお世話になった先生方からのメッセージ。行事の日程等が重なるため、能生中を離れてからはお会いする機会が無くなった先生方から、これからの人生に向けて温かいアドバイス等が送られました。家族団らんのほっこりとする姿に、歓声が上がるビデオも。楽しいひと時でした。
 



 そして3年生。3階の廊下を上がった壁には卒業式に向けてのスローガンが掲示されています。『堂々とした姿で 笑顔あふれる卒業を』49名の卒業生としての誇りと自覚が表されています。
 1階の階段登り口には、3年生からの在校生に贈るメッセージが桜の花と共に飾られました。これからあと少しで、自分の手で大きな桜の花を咲かせるべく挑戦する先輩たちからの言葉を、後輩たちは胸に刻んでいました。大きな足跡を残して巣立つ3年生の意志は、必ず受け継がれていきます。
 全校生徒で過ごす日々もあと少しです。窓の外には『なごり雪』が舞う寒い日ですが、残り少ない時間を充実したものとできるように活動していきます。


2024年02月27日 吉田 和則