能生中学校の風景__

能生中トピックス

2学期終業式



 12月22日(金)は、2学期の終業式でした。各種感染症対策として、オンライン配信を行い、生徒は教室のモニターを通して終業式に参加しました。
 まず始めに、各学年代表生徒が2学期の振り返りを発表してくれました。
 1年生代表のK.Sさんは、学習面で得意なところをしっかり伸ばしながら、苦手な漢字の学習にきちんと取り組むことで、課題をしっかり達成したことや部活動で、疲労骨折してしまい辛い思いをしていた時に、先輩からの心温まるメッセージをもらったことが自分の支えや本当に大きな糧になったことを話してくれました。
 2年生代表のS.Rさんは、学習面について自分には納得いかない成績だった2回目の定期テストの反省を活かし、3回目の定期テストには、計画的な学習、特にワークを中心にして復習に力を入れた成果、点数として表れたことや部活動では、野球の技術だけでなく体幹トレーニングなどの地道な努力を行うことで、実戦でピンチを切り抜けられる力に繋がったことを話してくれました。
 3年生代表のM.Rさんは、安心できる仲間や「失敗しても許される」そんな仲間と作り上げた環境の中で音楽祭に臨み、さらに学級の仲間との絆が深まったことや音楽祭を通して学んだことが、その後の学校生活の中に大きく反映されたこと、受験に対して計画的に学習を進める中で、放課後学習会や隙間時間を上手く活用したことでさらに前向きに学習に取り組めたことを話してくれました。



 つづいて、校長からは雪かきしていた様子を見てねぎらいの声をかけてくれた生徒、毎日ホームページを楽しみに見てくれる生徒、そして生徒が通う通学路が閉鎖になった時に迅速に対応してくださった市教育委員会の方々への感謝に引き続き、2学期の生徒たちの成果について以下の話がありました。
・2学期は、「他人ごとから自分ごと」をキーワードに、様々なことを自分自身の問題として捉え、自分自身がやれること、自分だからできること考えながら生活することを目標にし、実践してきたこと。
・コットンプロジェクトでは綿花を生活班ごとのプランターで育てたことやコットン天使のキャラクターをつくり発信したことなど新しい取組も行ってきたが、一番大切だったことは、1つ1つの活動に私達の心が寄り添ったこと。
 「現状維持は退歩なり」という言葉があるが、活動が現状維持であったとしても、その活動に全校生徒一人ひとりの考えや思いが寄り添って創られた活動であったならば、それは退歩ではなく進歩である。例えば、小学生も参加した「いじめ見逃しゼロスクール集会」でもTSUNEIさんの講演や歌に感動したという活動だけで終わっていれば退歩であるが、そこに自分たちの仲間のことを考えたり、いじめを絶対に許さないという決意が加わったならば、それは進歩に繋がっていくものである。
 最後に、「続いてきたことが、現状維持で退歩に終わるのか、あるいは私達がその活動に自分事として取り組み、心が寄り添ったならば、より能生中学校の活動は発展していくだろう。進歩のために、全ての活動に心を寄り添い取り組んでいきいましょう。冬休みですが、3学期(新学年の0学期)のスタートの時にみんなが元気にそろいながら、進歩に向けて、歩む姿をみんなで共有したいと思います。頑張っていきましょう。」と締めくくりました。

2023年も最後の1週間となりました。2023年は、皆さんにとってどのような1年でしたでしょうか。生徒は冬休みに入っていますが、充実した冬休み生活を過ごしてくれることを期待しています。




2023年12月25日 熊木 勝