能生中学校の風景__

能生中トピックス

新春の幕開けに向けて 各学年書初め練習



 2週間ほど前から国語の授業で書き初め練習が始まりました。1年生が『輝く未来』2年生が『温故知新』3年生が『初志貫徹』です。それぞれが多目的室や柔剣道場を利用して、学年、学級で練習しています。正座して心を落ち着けて書く生徒、手本を真剣に見つめ、忠実に書こうとする生徒、心がこもった作品が書かれています。それぞれが、最後の授業までに1枚提出し、事始めの2日など冬休み中にも取り組み、上越国語教育連絡協議会書き初め審査会に出品します。
 2,3年生は多目的教室を利用して取り組みました。特に3年生は、高校等に進学すると書道は選択授業になったりします。書き初めを審査会に出品するのが最後となる生徒がほとんどです。名前の一文字一文字まで丁寧に書き込んでいる姿がありました。



 1年生は柔剣道場で外部指導者を招いての授業を午前中4時間通して行いました。講師は能生中学校区の小学校で校長先生として書道指導も行っておられた荒川先生です。先生は、上越国語教育連絡協議会の書初め審査を長くされている先生です。
 行書は柔らかな流れが大切、そのために身体も柔らかくしようと、授業はストレッチや柔軟体操から始まりました。そして、筆の動きを身体全体で学んだ後に、数枚の清書を行いました。最後には、その日一番うまくかけた1枚と最初の1枚目を比べ、上達ぶりを各自実感しました。荒川先生からは、「午前4時間の長丁場だったけど、みんな一生懸命取り組んでくれました。とても感心しました。能生中の生徒さんたちは、なかなか筋がいいので、出品作品を期待しています。」というお言葉をいただきました。
 ユネスコの無形文化遺産に推薦する日本の候補として、「書道」が選ばれました。日本の大切な文化を継承する素晴らしい時間となりました。




2023年12月20日 吉田 和則