能生中学校の風景__

能生中トピックス

1年生職業講話(2)



 1年生は、13日に「総合的な学習の時間」で、職業講話2を行いました。講師は、能水商店の代表取締役社長、松本様です。「最後の一滴」で有名な、地元の職業人です。最初に、自己紹介をしてくださいました。元近隣高校の先生で、実習を担当されていたそうです。そのとき、地元のサケを有効活用したいと考え、生徒と一緒に「最後の一滴」をつくり販売を始められたそうです。しかし、商品の品質と販売を行うには、教師という立場では難しいとして、決断。高校教師を退職し、能水商店を立ち上げたそうです。
 また、私たちが見ることのできない、最後の一滴の製造過程を動画で見せてくださいました。そして、近隣高校が平成27年度から行っている、糸魚川版ディアルシステム(会社の中で学ぶ仕組)についても説明してくださいました。
 これからの夢は、新しい高校をつくることだそうです。内容は、「高等学校広域通信制で高卒の学歴を得る(週一日にまとめる)。」「3日間は、地元の企業で働き先輩の指導を受けながら収入を得る。調理師免許取得のために必要なお金を、3年間で稼ぐことができる。」「もう一日は、地域おこしのイベントなどを企画・実施する。」
 このような高校を2025年4月(今の中学校2年生対象)にスタートさせる予定だそうです。そして最後に、仕事で一人前になるには約一万時間が必要であること、好きな仕事に就くのは大変だけど、よほど嫌いなことでなければ仕事を好きになることはできる。そんな職業人になってほしいとお話しくださいました。生徒に貴重なお話をしていただいた松本様本当にありがとうございました。






2023年12月18日 1学年部