能生中学校の風景__

能生中トピックス

いじめ見逃しゼロスクール集会



 能生中学校では、11月を人権教育、同和教育の強調月間として全校体制で取り組んでいます。
11月21日に「いじめ見逃しゼロスクール集会」を全校生徒と校区4小学校の6年生や学校によっては5年生と開催しました。
 今年度は、南魚沼市出身で歌手のTSUNEI(ツネイ)様を講師にお招きしました。TSUNEI様は、歌手として多くのTV番組等でご活躍される傍ら、自身の体験をもとにした「いじめ」や「夢」に関する講演をライブと合わせて数多くされています。
 生徒会総務が主体となったアイスブレイク活動では、小中学生4,5人で1グループをつくり、「カタカナーシ」に挑戦しました。出題者が、カタカナの単語についてカタカナを使わず説明し、回答者がその単語を当てるというゲームです。カタカナを使わず説明する難しさや珍回答もあり、すごく盛り上がりました。TSUNEI様もグループに交じって挑戦してくださいました。伝えたいことを伝えるにはどんな言葉で表現すればいいのか、話す相手がどんなことを伝えたいと思っているのか考えるにはどのように聴けばいいのかなどをゲームを通して学ぶ機会ともなりました。



 アイスブレイク活動につづいて、「笑顔までの道のり」をテーマにTSUNEI様からご講演とライブを披露していただきました。
学生時代にご経験された辛いいじめについて、どのように受け止め、どのように対応していたのかなどを小学生からの人生を振り返りながら具体的にお話してくださいました。実際に、いじめられていた時に身につけた「幽体離脱の術」も紹介してくださいました。
また、「自分の夢を叶えられるのは自分しかいない」こと、そしてその夢に向かって「本気でやることには応援してくれる人が必ずいる」ことを幸せな笑顔で伝えてくださいました。
 TSUNEI様はお話を以下のメッセージでまとめてくださいました。
(1)本気でやれば、応援してくれる人が必ずいる!
(2)辛い・悔しい経験を無駄にしたらもったいない!
(3)逃げることは新しい可能性に会いに行くことかも!?

 講演につづいては、「コエトブルー」「Uncover」の2曲を披露してくださいました。強さ、そして温かさを感じる歌詞と歌声に自然の手拍子が起こり、優しい雰囲気に会場が包まれました。
今日の「いじめ見逃しゼロスクール集会」を通して、改めて「いじめを許さない」「いじめを見逃さない」という決意を確認することができました。



 今後、いじめ見逃しゼロの各学校の取組やこの「いじめ見逃しゼロスクール集会」での学びを「かがやき通信」でより詳しく発信します。ご参加いただきました保護者の皆様、地域の人権擁護委員、民生委員児童委員等の方々ありがとうございました。能生中学校区では、人権教育を充実させ、いじめや差別を許さない環境づくりを地域と進めていきます。


2023年11月22日 熊木 勝