能生中学校の風景__

能生中トピックス

学びを深める 初任者教諭研修 1-1理科公開授業



 H教諭の初任者研修の一環として1年1組の理科授業を公開しました。糸魚川市に赴任された4名の新採用教諭と指導者として市教育委員会指導主事、理科教育センター協力員の2名をお迎えしての授業でした。
 授業内容は「粒子のモデルと状態変化」を学ぶ学習で、混合物からエタノールを取り出す実験でした。班員で協力して実験器具の準備を手際よく進めていきます。タブレットを使って実験記録を録画したり、時間ごとの温度の変化や気体から液体へと変化するエタノールの量のチェックしたりしていきました。実験の最中に発生するアルコール臭に苦手な生徒もいましたが、どの班も仮説を立てた実験の結果に近いデーターを集めることができました。
 多くの先生方が参観する中でしたが、1組の生徒はいつも通りに仲間と協力したり、活発な意見を声に出して授業を盛り上げてくれました。教材となった混合物の量が多かったため、データー分析まで授業の中では行うことができず、まとめは次の授業となりましたが、実験用具の後片付けも手慣れたもので、班で協力してスムーズに行うことができました。



 授業後の協議会では、各校の新採用教諭の先生方が、1年1組の生徒の授業に取り組む姿を褒めてくれました。H教諭との関係性も良く、一人一人が役割を理解した集中した授業態度だったとのことです。
 指導者のお二人の先生方からは、生徒が扱いの難しい枝付きフラスコを上手に扱い、実験手順をしっかりと把握して真剣に取り組む姿を褒めいただきました。また、実験の際に気をつけることの指導を継続して行ってきたこと、丁寧に教材研究をしてきたことによる成果だと、H教諭のこれまでの指導も褒めてもらいました。
 11月は能生中の今年度の学習成果を確認する研究授業や講演会が多く計画されています。学びの成果が発揮できるように支援していきます。




2023年11月10日 吉田 和則