能生中学校の風景__

能生中トピックス

全校生徒の世界平和への思いも参加 駅前挨拶運動1日目



 能生駅前での挨拶運動が始まって4年目、地域の活動として定着してきました。能生中学校生徒会は中学生の目線で地域を明るくするために春、秋3日間、近隣の能生駅前で挨拶運動を行っています。近隣小学校の生活委員会の5.6年生の皆さんやPTA役員や保護者の皆さん、先生方、近隣高校からは、ボランティア委員会の皆さんや先生、地域のまちづくり推進協議会、保護司会、区長会の皆さんも参加してくれています。
 今回、能生中学校からは世界平和を祈る全校生徒の思いも参加しました。夏に行われた2年生代表が参加した広島派遣事業、3年生代表が参加した北方領土現地視察中学生リーダー研修会のそれぞれの参加者が、全校生徒に呼びかけ実現した『世界平和を祈る千羽鶴』が両サイドを飾る横断幕。研修参加者や本部役員が放課後残って作ってくれました。そこには
 「祈ろう 世界平和」
 〇ヒロシマ発 核のない平和な世界へ
 〇ふるさと北方領土を もと島民の手に    の文字
 全校生徒の思いが刻まれています。



 朝方まで続いていた雨のため路面は濡れていましたが、挨拶運動が始まる頃には青空も見え始めました。約60名ほどの参加者が駅利用者の方々に「おはようございます。」「いってらっしゃい。」の明るい声で挨拶していきます。高校生や社会人の方からは笑顔と共に挨拶の声が返ってきました。高校生の中には中学生時代に挨拶運動に参加してくれていた生徒もチラホラ。一際大きな声が返ってきました。
 地元高校に通学する生徒の皆さんを迎え入れて挨拶運動は終了。生徒会長がお礼の言葉と共に世界平和を願う運動の趣旨を説明していきます。「今日は朝早くから大勢の方々に参加いただき、挨拶運動ができました。大変ありがとうございました。今年の夏、2年生の代表が広島派遣事業に、3年生の代表が北方領土現地視察に参加してきました。体験者は多くの学びをしてきました。その人たちだけの学びにならないように全校生徒への報告会を先日行いました。そして、生徒会スローガンにある『一人の百歩より百人の一歩』を目指して、全校生徒が自分事と捉えて考えていこうと歩み出しました。これからもいろいろな形で地域にも発信していきます。明日以降もよろしくお願いします。」とまとめてくれました。
 挨拶運動を終えて学校に戻ろうとした時に大粒の雨が降ってきました。送ってもらった児童や生徒、学校に荷物を置いて参加した生徒の中には、傘がない者も多かったと思います。雨に濡れてしまいましたが思いを達成でき、心は晴れやかでした。しかし、挨拶運動は明後日まで続きます。健康管理をお願いします。




2023年10月12日 吉田 和則