能生中学校の風景__

能生中トピックス

3年生、保育園児との交流 その2



 能生中学校では、3年生の家庭科の時間に近隣の保育園に協力をお願いして保育実習を行っています。コロナウィルス禍の期間は、健康観察を厳重に行い、手指のアルコール消毒やマスク着用を徹底して行いながら実施してきました。今年度は新型コロナウイルス感染症の対応の緩和から、園児の皆さんと手をつないだり、近くでおしゃべりしたりと親しく交流する機会を多く取り入れての実施です。
 生徒は事前に幼児のおもちゃ作りにも挑戦し、フエルトの台紙にキャラクターや動物のイラストを縫い付けてカルタを用意していきました。園児に人気だったのは『トトロ』や『ハンギョドン』『マイメロちゃん』。カルタのように絵合わせをしたり、イラストを見ながら、キャラクターの物語をつくったりして遊びました。絵本の読み聞かせが始まると自然に生徒と園児の距離が近くなり、おにーさん、おねーさんの膝の上でお話に聞き入っている様子が見られました。
 3年生からは体育祭のパフォーマンスのダンスが披露されました。久しぶりのダンスだったので、生徒の動きも硬かったのですが、園児のかわいい声援で笑顔が広がっていきます。最後の決めホーズに拍手をもらってひと安心の表情でした。
 園児の皆さんの太鼓の準備も手伝いました。園児たちと同じように太鼓演奏を練習した卒園児の中には、当時を思い出している生徒もいました。園児の可愛く、そして力強いバチさばきに大きな拍手が送られました。
 それぞれのダンスや太鼓の演奏が終わった後は、楽しいインタビュー大会や鬼ごっこがスタート。体育館いっぱいに元気な笑い声と声援が響き渡りました。そしてハイタッチでのお別れ。2時間ほどの交流会が終了しました。
 3年生にとっては、目の前の高校選択が大きな関心事となっていますが、自分の将来のキャリア計画を考えていくことは大切なことです。園児の皆さんと過ごした貴重な時間は、掛け替えのないものとなったようです。年中さん、年長さんのみなさん、ありがとうございました。準備いただいた保育園のスタッフの方々には感謝しかありません。ありがとうございました。






2023年09月15日 吉田 和則