能生中学校の風景__

能生中トピックス

秋を感じる ゴーヤ最終収穫 今年初コットンボール



 少しずつですが秋の気配を感じるようになってきました。グリーンカーテンに残っていたゴーヤの実を収穫しました。
 オレンジ色に熟したゴーヤの実は崩れ始め、中にはぷっくりと膨らんだ赤い膜に覆われた種が見えています。全部で40粒ほどのゴーヤの種を集めることができました。3年目を迎え、雌花の数が少なく、実となるものも年々減ってきています。しかし、代を重ね、先輩たちの思いを紡いでいくことが大切です。今年のゴーヤはグリーンカーテンとしては立派なものでした。乾燥させて命のアサガオやお年寄り見守りフウセンカズラの種と共に、来年度の新たな仲間に引き継ぎます。



 いち早く花を付け、柿の実のような実を付けていた教室横の花壇の洋綿の白綿がコットンボールになりました。天を向いて綿を広げながら花が咲いているようなコットンボールです。
 桜の木の枝ぶりが良く葉が生い茂っているため、成長度合いに大きな差が出ています。1本に50程の実を付けた幹の太さが2cmを超えるものや、丈が10cmほどでまだ花も付けていないものなどいろいろですが、順を追って実は弾けていきそうです。9月末には綿の収穫が本格的になっていきます。



 グラウンドの畑の洋綿の緑綿は、まだ、ピンクの花を数多くつけています。こちらも1,2個ですが茶緑色のコットンボールとなり、鮮やかな緑色の種を覗き見ることができます。こちらの畑は日光を遮るものもないので、均一に綿花は育っています。
 種取り用に今年初めて植えた和綿の白綿は、プランターの中で綿を下に垂らすように弾けました。全体で20株ほどしか成長しなかったので多くの収穫は望めませんが、洋と和の綿の毛並みや長さを比べることはできそうです。
 いといがわコットンプロジェクトの取組も今年で4年目。収穫した綿の活用方法も新たな挑戦をしていこうと考えています。秋の深まりと共に、学びのまとめに入っていきます。


2023年09月05日 吉田 和則