能生中学校の風景__

能生中トピックス

猛暑の夏休みから実りの2学期へ 2学期始業式



 今までに経験したことが無いような、連日熱中症警戒アラートが発令された猛暑の夏休みを終え、逞しく成長した全校生徒が集っての2学期始業式を25日に無事に迎えることができました。2学期の始業式は各学年の代表生徒による2学期の抱負からスタートしました。
 1年生のK.M.さんは、"挑戦”をキーセンテンスに上げて話してくれました。1学期は取り組み方法も分からないうちに定期テストを迎え、満足いく結果を収められなかったので計画的に学習に挑むこと。音楽祭では仲間と協力して美しいハーモニーを創り上げていくこと。部活動ではチームの士気を高められるように積極的に声を出して取組んでいきたいことを目標としました。
 2年生のS.N.さんは、夏休み中に短期研修でスイスを訪れた際に感じたとこを中心に話してくれました。見も知らぬ国の同世代の子どもが生活している中で、困っている人のために積極的に動いている他国の子どもの姿に、人とコミュニケーションをとるためには自主的に動くことが大切だということに気づきました。この経験を学校生活でも活かして学習面、生活面で自主的に行動していくことを誓いました。
 3年生のS.K.さんは、メディアコントロールと生活習慣を崩さないことを目標の柱としました。そこには自己実現のために受験生としての心構えを具体的なものとして有言実行しようとする姿がありました。休日の学習時間は4時間以上と設定して、集中して取り組むそうです。また、日々の生活を楽しみながらも成長していこうとする強い決意がありました。
 全校生徒一人一人が2学期の目標を明確にしてスタートすることができました。



 校長は、人は植物の花や実に目がいきやすいが、根を張り幹や茎を支える土台の土が大切である。この猛暑の夏休みに植物を枯らさないように多くの人の手が添えられた。暑い日差しの中の水やりに例え、植物に水をやるのではなく、『土に水をやれる』相手の立場に立って相手を思いやれる人になってほしいと願いを伝えました。
 マスクをかけての生徒が多い中だったので、校歌一番のみの合唱で終業式が終わりました。
 その後、休み中の輝かしい成果をあげた生徒たちに賞状伝達が行われました。県の代表として都道府県対抗の中学女子軟式野球大会に参加して、大きな成果をあげてくれた2年生女子もいます。多くの成果をあげ、鍛え上げた夏休みが終わり、いよいよ実りの2学期です。大きく羽ばたく能生中生に期待しています。




2023年08月28日 吉田 和則