６月30日（金）、高校魅力化コーディネーター３名をお招きし、特別授業をして頂きました。コーディネーターの仕事と市内3高校での取り組み紹介を通じて、身近な高校への興味や関心を高めることができたようです。何となく知っていたようで、実は知らなかった高校が、少し身近に感じたことでしょう。進路選択は、高校を知ることから始まります。
　さて本題。「求められる姿を追いかけるのはとっても大切なことです。しかし、なにか物足りないと思いませんでしたか？」「自分の人生って、自分の未来なのに誰かに決められて進むの？」このような問いから10年後の自分自身のなりたい姿を25歳までの人生すごろくを通して思いを巡らし、１年ごとのなりたい自分を思い思いに描きました。世間体やこれまでの常識といった外的要因に縛られず、生き生きと自分の将来を描く時の表情がとても印象的でした。この時に見せてくれた未来の自分自身と向き合うエネルギーは、「こうありたい」と願う心からのエネルギーだったと思います。もちろん、その欲求だけで願いが叶うものではありません。願いをかなえるための努力が必要です。
　『受験となると求められる姿に大きな焦点が向けられがちですが、求めたい姿も同じくらいに大切にしてほしい…。』高校魅力化コーディネーターの3名に伝えて頂いた思いです。求められる姿と求めたい姿の両立、それは、義務と権利の両立ともいえるでしょう。そして、今日の出会いが新たな意欲の高まりとなることを願っています。