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能生中トピックス

学びを深める 2年生保健体育科 心肺蘇生法



 2年生が保健体育の授業で心肺蘇生法の実習を行いました。指導者は、新潟PUSHプロジェクトのインストラクターをされている糸魚川消防署の救命救急士の方を含む3名で、中には能生中の卒業生で消防署に勤務されて2年目を迎える先輩もいました。
 新潟PUSHプロジェクトの活動は、人体の上半身がイラストされたシートとハート型の押すと音がでる心臓模型、AEDのパットを表すカード等の簡単な道具を利用して、同時に多くの人が実習できるように工夫されています。心肺蘇生法を体験することで『救命できる地域づくり』『命を大切にするこころ』を育てる教育活動を県下全域で行っています。
 大型スクリーンに映し出される動画を参考にインストラクターの説明を聞いていきます。映像のリズムに合わせて必要な強さで心臓模型をプッシュすると音が出ていきます。最初は不揃いでしたが、実習を続けていくうちに揃ったリズムが柔剣道場中に響いていきました。実習の後半は、二人一組で心肺蘇生を交代し、絶え間ない心肺蘇生の演習を行いました。
 実習体験をした生徒からは「人が目の前で倒れたら、勇気を出して近寄り『119番とAEDをお願いします!』と大声を出したいと思います。自分が少し勇気を出すだけで助かる命があることを知りました。」「その場に自分以外の人がいたら、手伝ってもらってみんなで助けたいと思いました。」という感想がありました。
 今回の講習を受けることで、万が一の時に備えて自分がとるべき行動をイメージすることができました。今回受講者は、PUSHコース講習会の受講者証をいただきました。指導いただいた皆様ありがとうございました。






2023年06月22日 吉田 和則