
1年生は、学級に分かれての授業でしたが、同じ題材を扱っての道徳授業でした。先日のグリーンプロジェクトで種植えをした『命のアサガオ』の授業です。現在の胎内市(たいないし)の小学校で、一人の新入学生が育てていたものです。名前は、丹後光祐(たんご・こうすけ)くん。いつも明るい活発な男の子でしたが、「急性リンパ性白血病」という血液のガンと戦っていました。それでも入学して約3ヶ月間、頑張って世話をしていたといいます。しかし…1学期が終わる7月に病状が悪化して、入院をしてしまいます。そして9月。光祐くんは、7歳という短すぎる生涯を閉じました。育てる人がいなくなったアサガオは、学校から光祐くんの家に移され、庭の片隅に植えられました。育て主を失ったアサガオでしたが、立派に花を付けて、遺族の心を癒やしたそうです。そのアサガオから取れた種は、丹後くんの病魔に負けない、生きることへの強い意志を大切にしていこうと『命のアサガオ』と名付けられて、全国各地に配られていきました。光祐くんのお母さんのインタビュー映像から、自分たちが進めているグリーンプロジェクトの意義を再確認する機会となりました。 先日植えられたアサガオは、もう芽吹いています。一学期の期末PTAの際には美しい花を見ることができるはずです。ご家庭でも命の大切さを話し合ってもらえると嬉しいです。
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