能生中学校の風景__

能生中トピックス

創立30周年記念の締めくくり 記念絵画完成



 創立30周年を記念して、能生中学校の教育活動のシンボルとなる絵画の制作を依頼していました。先日、その絵が完成し、全校生徒に披露しました。
 作者は、昨年度まで能生中の全校生徒の美術を担当していただいていた 楠 愛 先生です。題名は『原風景』。生徒たちが能生中を巣立ち、自分の夢の実現のために地元で頑張っているときや、故郷を離れてふるさとを思い浮かべるときに、嬉しいときや、悲しいときに心の中に浮かぶ能生の情景や中学時代をイメージして描いてくれました。
 校歌に歌われている鉾が岳や弁天岩。豊かな実りを讃える田園風景。荒々しさの中にも雅で華麗な立ち姿を表現した陵王。そして真ん中に“能生中生”。



 25日、全校での卒業式練習の中で校長が作者の思いや地域の方々の願いが込められた絵の説明をしました。
 創立前の中学校では、落ち着きがなく、なかなか授業に集中できずに成果が上がらない時期がありました。そんな時に、地域から学校に思いが伝えられました。『学校と地域が連携して“生徒を真ん中に”教育活動を進めよう』と。地域の方による学区パトロールや子どもたちの自己有用感を高める地域活動等が盛んに企画、実践されていきました。見る見るうちに授業を大切にした落ち着いた学校へと変貌していったそうです。その当時から能生中学校では『生徒を真ん中に』という教育信念が確立されていったそうです。
 美しい環境と伝統、文化と共に地域の方々の強い思いの中、私たちの能生中学校の教育活動があります。真ん中に位置づけてもらっていることに感謝と、それにふさわしい生徒となることが大切です。
 地域の方々の思いに応えることこそ、SNGs活動の“地域に貢献”に繋がっていくのではないでしょうか。
 『原風景』は、職員玄関を入った正面の壁に飾りました。来校いただいた時にご覧ください。




2022年03月01日 吉田 和則