能生中学校の風景__

能生中トピックス

人生の先輩に学ぶ 6年間のチャレンジ 気象予報士になる



1日に『元校長が、69歳で気象予報士になっちゃった』の著者である上越市にお住まいの水野敏明先生から、3年生がキャリア教育講演を受けることができました。
水野先生は、36年間中学校理科教育で素晴らしい成果をあげられ、上越市の校長としてご退職されました。その後理科センターや自然の家の職員としての勤務経験もあります。理科センター指導員の時には、本校の理科教諭のK先生も水野先生から理科教育のノウハウを教わったそうです。
水野先生は、63歳の時から合格率5%という難関試験の気象予報士の資格を取るために、6年間、12回ものチャレンジを繰り返し、見事合格されました。
先生からは、3年生に「夢を諦めない。諦めなければ必ず叶う」という強い信念をもってのチャレンジの様子を語ってもらいました。



中学2年生で習った学習の内容を思い出せるようにと、実験を交えたり、天気図を使って分かりやすく説明したりと、生徒とのやり取りを通して3年生をリラックスさせていきます。さすが“元校長先生”。気圧の変化で柿の種の袋が爆発すのではとハラハラしていた生徒も多かったと思います。
いよいよ能生中生に贈る最大のメッセージ。第54回気象予報士試験、全国最年長合格者の合格の秘訣三箇条が発表されました。
◎夢は叶うまでは諦めない
◎挑戦することを人に公言する
◎自分にあった生活パターンをつくる
受験生である3年生には金言となったことでしょう。また、先生が試験のために用意された大、小の“まとめノート”の工夫は今からでも始めるべき価値あるものでした。
学年委員からのお礼にもありましたが、「諦めない強い心」が生徒たちの心にも火をつけてくれました。
水野先生からは、全学級に学級図書として著書も寄贈されました。若者に贈られたメッセージを大切にしていきます。水野先生ありがとうございました。




2021年12月03日 吉田 和則