能生中学校の風景__

能生中トピックス

将来を考える 3年生保育実習



感染症が流行する前は、体育祭に招待するなどしていろいろな場面で交流していたのですが、この2年程は交流機会が少なくなっていた校区の保育園の園児さんと家庭科の保育実習で交流することができました。保育園での交流では、感染症の心配もあるので地区内の体育館を借りての実習です。充分に感染対策を行って1組が参加しました。
最初に園長先生から話をいただいたのですが、卒園生の生徒も10名程おり、背筋を伸ばして緊張しながら話を聴いていました。
今回の交流内容は生徒たちも主体的に考え、早く打ち解けるように代表者が園児の気持ちになっての自己紹介からスタート。園児も手を挙げて、名前だけでなく、好きな食べ物や好きなことを元気に紹介してくれました。
年中さん、年長さんとの楽しい一時がスタートしていきました。



最初は大型絵本や紙芝居を使っての読み聞かせです。最初は距離を置いて絵本などを読んでいたのですが、徐々に距離も近づいていき、園児たちの目も本や紙芝居に夢中です。あっという間に仲良くなっていきました。
3年生からは、体育祭の応援パフォーマンスのダンスが披露されました。大きな音と迫力のあるダンスに圧倒され、目がテンになっている園児も・・・。
園児の皆さんからは、和太鼓の演奏が3年生に贈られました。年中さんからは、『おどるポンポコリン』。曲間のダンスもかわいかったです。年長さんからは、『夜をかける』です。流行のポップスを上手に表現していきます。大きな拍手の後、アンコールのコールに『夏祭り』も披露してくれました。おなかに染み渡る太鼓の音色でした。



感謝の気持ちも込めて、後片付けを手伝います。休憩をはさんだ後、最後のメニューとなる鬼ごっこです。鬼ごっこは、一番人気の遊びだそうです。鬼になっている生徒が声を変えて自己紹介をしていると、年中さんの中には涙目の園児も。優しく声がけをしてくれる生徒のそばを離れずに寄り添っていました。仲良く手をつないで逃げ回る生徒と園児。本当に楽しい一時となりました。
11月上旬には、今度は2組が保育実習を計画しています。手作りおもちゃを作るなどして準備を進めています。
『キャリアフェスティバルいといがわ』での体験やこの保育実習などを通して“将来の自分”をしっかりと見つめていってほしいです。


2021年10月28日 吉田 和則