能生中学校の風景__

能生中トピックス

第2回キャリアフェスティバル いといがわ 将来を考える



10月8日に糸魚川市民総合体育館で第2回キャリアフェスティバル いといがわが開かれました。このイベントは、昨年度から開催され、産学官が協力して中学生のキャリア学習のために、糸魚川市で地域に活力を与えている企業や地域おこしに力を入れたり、地元人材を積極的に採用している企業がブースを設置してくれたものです。糸魚川市内4ヶ校の中学3年生約320名が当日集まってくれた50程の企業の事業説明や体験学習に参加しました。
オープニングセレモニーでは、各中学校の生徒会総務委員が進行などを務め、能生中の会長、副会長は体験のルール説明を担当しました。参加した全ての3年生が、リラックスした中にも学びを深め、充実した一日になるように説明をしてくれました。



参加企業を4つのユニットに分け、それぞれのユニットで、班で決めた関心の高い企業のブース活動に参加しました。
ハンモックやバランスボール、木製の手作りボックス等を用意してくれた企業もあり、リラックスして座って企業説明を聞くことができました。昨年度まで、学校の大規模改修を進めてくれた企業や生徒会活動で行っている“いといがわコットンプロジェクト”を進めてくれている身近な企業もあったので、積極的に質問することもできました。
体験学習ができるブースもあり、パティシエさんからチョコプレート用に名前を書く練習をさせてもらったり、福祉介助の体験をすることもできました。地元の能生地区の農業生産法人では、時代劇等でしか見たことがない『米つき』体験をペットボトルを利用して行うことができました。玄米から精米するのに5時間ほどかかるそうですが、一生懸命に手を止めずに取り組みました。



今年度の新たな企画として、『糸魚川に魅せられた女子トーク』『地元3高校のステージタイム』『リモート対談 先輩たちの生き方に触れてみよう』などのヒューマンコーナーも開設されました。
女子トークでは、能生中の2年生の総合学習のゲストティーチャーだった、いといがわマリンフレンズプロジェクトの代表の伊藤さんが進行を担当され、能生中の先輩でUターンで飲食業を起業された方や駅北広場『キターレ』で地域活性化のイベントを進めている方、台湾から移住されてデザイン関係の仕事をされているIターンの方から話を聞くことができました。都会や出身国を離れてまでも「糸魚川だからこそやれる」「糸魚川の魅力や将来への希望」などを実際に体験されている方から話を聞け、中学生の目線では気づくことのできない糸魚川市の可能性を考えることができました。
能生中学校の3年生は、昨年度コロナウィルス感染症拡大防止のために職場体験学習を実施することができませんでしたが、このキャリフェスでの体験学習で将来の職業観を大きく広げることができました。11月17日には、キャリア遠足で、大学訪問や水族館における職業学習を実施します。進路実現に向けて学びを深めていきます。
今回のキャリアフェスティバルの企画、運営を進めていただいた準備委員会の皆様、当日ブースやコーナーを担当いただいた企業や貴重な意見を聞かせていただいた先輩“いといがわのおまんた”の皆様に感謝申し上げます。


2021年10月11日 吉田 和則