能生中学校の風景__

能生中トピックス

72日間の1学期無事に終了



7月21日に能生中学校の1学期終業式を行いました。ウィズコロナの生活様式の中ではありましたが、対外的な大会やコンクールも無事に行うことができ、充実した1学期となりました。
終業式の前に県総体や地区吹奏楽コンクールの報告会と賞状伝達を行い、健闘を讃え合いました。終業式では各学年の代表生徒が、1学期を振り返り、今後の目標を発表しました。
1年生のN.I.さんは、日々努力した学期だったと振り返りました。新しい仲間と楽しく活動してきたが、級長として学級でどのように動くべきか悩んでいるとき、生徒会長、副会長が生徒総会の要項審議で分かりやすく説明してくれた。その姿に憧れや尊敬の念をもち、自分もそうなりたいと決意したそうです。学習や部活動を通して『仲間の大切さ』を学んだので、今後はお互いを尊重し合える仲間づくりをしていきたいと決意を述べてくれました。
2年生のE.N.さんは、中堅学年として後輩の手本となれるように行動してきたことを話してくれました。学習面では、苦手教科の克服のために計画的にワーク整理や質問教室で疑問を残さないように学習に取り組みました。部活動では、3年生が気持ちよく活動できるように後輩の指導に努めています。自分自身も自己ベストの更新を目指して充実した活動を進めることができたそうです。2学期以降も昨年の経験を生かして、後輩指導や自分ができることをしっかりしてリーダーを支えていきたいと話してくれました。
3年生のM.U.さんは、仲間と協力して活動する中で自分の成長を実感できたと話してくれました。学習面では苦手教科の克服のためにテスト勉強を早めに始めて、大きな成果を上げることができました。特に仲間と教え合う中で、友達の大切さを実感したそうです。部活動では、初めてできた後輩に技術指導する中で、自身の技術の向上へも繋がったという実感がもてたそうです。2学期は体育祭のリーダーとして仲間と創り上げていく喜びを感じながら、残された中学校生活を充実したものにしたいと発表してくれました。
それぞれの代表の素晴らしい発表にフロアーからも大きな拍手が送られました。



今年度は全校朝会では、校歌合唱を省略してきましたが、充分は間隔をとり、マスクをして四部合唱で式を締めくくりました。いつものように大きな声で唱うことは難しかったのですが、創立30周年の節目を迎えることもあり、心を込めて唱うことができました。
2学期には音楽祭もあります。昨年のように合唱することはできないかもしれませんが、学級、学年が心を一つにして取り組んでいきます。



終業式終了後にSNSの危険性を知ると共に、望ましい使い方の講習会を行いました。暑い日だったので半袖体育着に着替えて班ごとに話し合ったり、タブレットを活用して意見交換をするなど進めていきます。講師は、生徒指導主事と情報教育担当です。二人とも情報教育端末の利用方法に長けているので、生徒に分かりやすく機器を活用して説明していきます。
ラインやメールでは”文字だけ”の交流になるため、誤解を生じやすかったり、相手を傷つけやすい具体例を上げて生徒に考えさせていきます。いろいろな立場や人によって考え方に幅があることを共有することができ、お互いを尊重した望ましいSNSの利用について考えることができました。また、写真などの映像をネット上にアップする場合、著作権や肖像権が発生します。賠償事案にも直接結びつくので、安易な考えでアップすることがないように指導もしました。学級に戻ってからは、一人一人が感想を書くなどして、より考えを深めました。
家庭でも、便利さの中にある危険性について話し合ってみてください。期末懇談でも学校と家庭で考えていきたいと思っています。


2021年07月22日 吉田 和則