能生中学校の風景__

能生中トピックス

2年生 海洋ゴミアートの取組



 2年生の総合的な学習の時間の風景です。今日はSDGsに取り組んだ成果発表の日でした。リアンさん、伊藤さんをお呼びして観てもらいました。生徒たちは、海洋ゴミを材料に、環境の現状への思いをアート作品にしました。それぞれの班の作品を出店形式で紹介し合いました。
 一連の学習を通しての子どもたちの反応は、大人が考える以上のものでした。ある生徒は、今まで環境のことを知らなかったし、この勉強をしなかったら、ずっと知らなかったと思う。エコバッグは使っているけど、何のためになるのかは、考えもしなかった。これからも、環境のことを考えていきたいと自分の言葉で表現していました。また、ある生徒は自分たちがやったことは、世界の課題であることを実感し、取り組んだ意義を自覚していました。



 その後、リアンさんと伊藤さんからコメントをいただきました。リアンさんはとても素晴らしい、感動している。私たちのやっていることは一滴の水かもしれない。でもいずれは大きな海なる。是非この活動を楽しみ続けてくださいと励ましてもらいました。
 伊藤さんからは、発表や作品を褒めてもらった後、突然、「みんなの作品をどこかに置いて能生の人やお客さんから見てもらわない?」と提案がありました。その交渉に行きたい人という問いかけに何人もの人が手を挙げていました。
 



 最後は、代表生徒が英語でお礼を述べ、プレゼントを渡し、1時間の授業は終了しました。プレゼントは、生徒がつくった作品と思いを綴ったアルバムでした。
 海の街、能生をテーマに学習を始めました。リアンさん、伊藤さんの存在を知り、刺激を受けました。みんなで協力して海洋ゴミアートに取り組みました。アートがリアンさん、伊藤さんの感動を呼び、また新たな取り組みへと発展しようとしています。どんどん活動が広がっていく、まさに総合的な学習の学びを深めていく姿を感じています。これからも、生徒の発想を生かし、学習を進めていきます。


2021年06月11日 大桃 和行