1・2年生__

ヒツジさん ありがとう さようなら



 2か月間、愛情をもってお世話をしてきました。最初は、おびえていたヒツジたちでしたが、頭や毛をなでさせてくれるようになりました。また、メェーと鳴いて要求を伝えるようになりました。子どもたちも、愛おしそうにヒツジをなでて、無理やり引っ張らなくても散歩させることができるようになりました。毎日のフンの掃除は大変でしたが、上学年に助けてもらいながら、一生懸命にやり、常に小屋をきれいな状態に保つことができました。休み時間や放課後は、エサをもってグラウンドに飛び出していきました。



 子どもたちは「ヒツジさんとのお別れの日が来なければいい」と思うほどでしたが、冬は間近に迫り、2か月で飼い主さんにお返しする約束でした。「卒業式は思い出に残る会にしたい」と話し合い、全校のみんなに手紙を書いてもらったり、プレゼントを準備したりしてきました。
 10月31日(月)にヒツジの卒業式を行いました。気持ちのこもった素晴らしい会にすることができました。お別れに涙を流す子もいました。飼育活動をとおして、仲間と協力すること、相手に思いやりをもつこと、最後までやり通すこと、感謝の気持ちをもつことなど、多くのことを学ぶことができました。



 その後・・・飼い主さんのお宅を訪問し、ヒツジたちに会ってきました。子どもたちの顔を見ると、早速、メェーと声をあげて迎えてくれました。行く途中で摘んだくずの葉を喜んで食べてくれました。元気な様子でほっとしました。
 「また来るね!」と呼び掛ける子どもたち。学校で学習していても、ヒツジたちのことが気になるようで「鳴いている声が聞こえる気がするね。」と話し合っています。