5年生活動紹介__

言葉から広がる歌の力



五年生は、合唱「小さな勇気」の歌詞について、意味や場面の情景をみんなで話し合いました。言葉の一つ一つに込められた思いを確かめながら、「だれに向けたメッセージか」「どんな姿を伝えたいのか」を考え、歌うときに大切にしたいポイントを共有しました。
話し合いの中では、自分の学校生活に重ねて考える子どもが多く見られました。友だちに声をかける一歩や、あきらめずにやり抜いた経験を歌詞の一節と結びつけて語る姿があり、楽譜に書き込みをして気付きを可視化する子どももいました。自分の言葉で意味付けすることで、発声や言葉の運び方にも意識が向き、歌い方がていねいになってきています。
この活動を経て、歌詞を意識した表現が少しずつ合唱に表れ始めました。フレーズの山や言葉の強弱がそろい、クラス全体の響きにもまとまりが出てきています。本番に向けて、子どもたち一人一人の思いが合唱を聴いてくださる方に届くよう、引き続き表現力を伸ばしていきます。






2025年10月14日 内藤 祐一郎