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糸魚川PR大作戦!ついに始動!



 総合的な学習の時間で、「ふるさと糸魚川をPRしよう」をテーマにして活動をしています。はじめに、糸魚川を知ることから始めようと、7月にゲストティーチャーをお招きしました。
 まずは、三愛旅行社の片山社長にお越しいただき、糸魚川の観光の実態や名所についてお話していただきました。コロナ禍になってから観光客が減っている現状で、どんな取組をしているかを学びました。復興策として、糸魚川市民割りや新潟県民割りがスタートし、『自ら地元を楽しもう』ということに子どもたちは興味津々でした。糸魚川には、おいしいものや豊かな自然、楽しいところがたくさんあると実感することができました。



 続いて、「一印かまぼこ屋」の山田利恵さんからお越しいただき、糸魚川のふるさとの味を守り続けているお話をしていただきました。1850年創業で、竹ぐしに魚肉を巻き、炭火で焼くちくわのようなものがはじまりと言われていることに驚きました。糸魚川が越後のかまぼこの発祥地であり、「一印かまぼこ屋」さんが糸魚川で最後の一軒のかまぼこ屋であることに歴史を感じました。伝統の味を守るため、かまぼこメンチや糸魚川特産のメギスを使った商品を作ったり、インスタや食べログで若い人にも情報を届けたりして、時代に合った商品づくり・工夫をしていることも分かりました。



 また、3D冷凍庫を導入して、本来の味を保存したり、自動販売機での販売ができないか開発したりしているそうです。歴史ある「一印かまぼこ屋」さんが創業から170年以上も続いているのは、山田さんたち作り手の工夫や熱い思いがあるからだということを実感しました。
 さらに、オリンピックの聖火ランナーとして走った山田さんが、なんとトーチの現物も持ってきて、見せてくださりました。一生に一度あるかないかの貴重な経験に、子どもたちも大興奮でした。


2021年08月25日 白濱 里紗