学校たより__
木浦地区に300年以上前から伝わるという舞楽や神楽。その継承と後継者育成のために、木浦舞楽保存奉賛会が昭和50年に設立されました。当時、小学生として舞を学び、それ以来活動を続けてこられた方々が来校し、2つの神楽「鏡舞」と「戸隠」を見せてくださいました。
「戸隠」では、天照大神が隠れた天岩戸をふさぐ岩に見立てた板を2人の6年生が持ち、それを舞の途中に舞手が奪い取る場面がありました。6年生は取られないように必死に耐えています。元々、神楽は観客を楽しませるもので、この場面がそれにあたるのだそうです。見ている子供たちにも面白さが伝わってきました。
子供たちは、舞のことをたくさん質問しました。奉賛会の会長さんは、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。 当校のほとんどの子供たちは、この舞を習っています。「木浦の子」として地域の伝統を受け継ぎ、いつまでも心の中の宝物として大切にしてほしいと思います。