学校たより__

よくばりメニューの避難訓練



「湯沸かし室から火が出ています。落ち着いてグラウンドに避難しなさい。避難開始。」
 1分37秒で全校の避難が完了しました。早い!校長の指導後、普通は訓練がこれで終わるですが、今回はこの後、津波を想定した高台への2次避難をしました。
 避難場所で2回目の校長指導。
「皆さんの家は海に近いので、津波の被害を受けるおそれがあります。一人でも避難できるように、家族で避難先を話し合っておきましょう。」
「では、学校へ戻ります。」
 子供たちはこれで終わったと思ったことでしょう。



 しかし、途中で黒い車に遭遇。サングラスをした人が子供たちに携帯電話を向けて写真を撮っているようです。職員は小さな声で、
「車の中の人がみんなの写真を撮っているんじゃない?」
と言っただけです。



 体育館に集まって、不審者を見たときの訓練であることを告げ、人物や車の特徴を覚えているか聞きました。
「サングラスをしていました。」
「黒い車でした。」
「ナンバーは〇〇〇〇でした。」
 すばらしい!よく覚えていました。
 今回はゆっくり歩いてきましたが、実際に、不審者に遭遇した場合は、大声を出したり走ったりするので、これほど落ち着いては行動できないでしょう。このような訓練は初めてでしたが、子供たちは、
・命を守る行動が第一
・すぐに大人に知らせる
・不審者情報は小さなことでも覚えていることを知らせる
ということを学びました。


2020年09月17日