2年生__

2年生 過程を大切に ~前奏ができた!~



 文化祭・わかばコンサートにお越しいただき、ありがとうございました。また、これまでの励ましや当日の温かな拍手に、子どもも職員も後押しされました。ありがとうございました。



 学校にはいくつかの大きな行事があります。私たちは大抵、「本番に向けてがんばろう」「当日は最高の姿を見てもらおう」というような声を掛けます。でも、子どもたちを見ていると、その考え方は少し違っているのかもしれないと思うのです。
 ある子からの、「先生、前奏できるようになった!」という言葉を聞いてはっとしました。わかばコンサート1週間前に、「てをつなごう(8分音符)のところで、手をつないだらどうかな」という、また別の子からの提案に驚きました。子どもたちは、同じ場所に留まっているのではなく、この瞬間にいつも全力で臨んでおり、いつもベストを更新しているのです。毎回が一度しかない本番なのです。だからこそ、「昨日よりうまくいった!」「できなかったところができた!」という喜びが生まれることもあれば、「先生、さんぽがうまくできないときがあってどうしたらいいかな」という不安も生まれるのです。



 「練習」と「本番」を区別しているのは、もしかしたら大人なのかもしれないと、子どもの姿から感じる日々でした。そう考えると、「ぐんぐんタウン」の絵画も、「ぐんぐんばたけ」で過ごす日々の生活や思いがあってこその作品(表現)だと思えます。
 より一層、子どもの心の動きに寄り添い、見えにくい過程こそを大切にしていきたいと思いました。保護者の皆様には、発表の瞬間からこれまでの過程を感じていただけましたら、これ以上のことはありません。ありがとうございました。