3年生__

「もしものとき」を考える



 12月10日(火)に、キターレの方をお招きし、防災の大切さについて教えていただきました。子どもたちは2つの活動を通して、避難所生活で大切なことや日頃から心がけられる防災について考えました。



<伝言ゲーム>
 最初に体験したのは、伝言ゲームです。緊急時にインターネットやテレビ放送から情報が得られなくなった時、掲示板を見たり、人から教えてもらったりして情報を得るしかありません。そのような状況を想定して、伝言ゲームを行いました。たった4、5人を介しただけでも、肝心な「場所」や「時間」に関する情報が抜けたり、すり替わったりして伝わってしまい、正確に伝えることの難しさを実感しました。
 講師の方からは、情報を得るときは「誰からの情報か」「いつ流れた情報か」「複数で確かめらた情報か」に気を付けることが大切だと教えていただきました。



<防災リュックづくり>
 次に、防災リュックの中身を考える活動を行いました。様々なアイテムが書かれた32枚のカードの中から10個だけ持ち出せるとしたら、何を選ぶかを話し合いました。いざという時に何を大切にしたいと考えるのか、活発に話し合う様子が見られました。その後、各班の考えたリュックの中身を紹介し合いました。すると、食料や衛生面にかかわるものを選んでいる班が多いことが分かりました。

 講師の方からは、「これが正解というものはありません。その人が大事だと思うものを選べばいいのです。心が安らぐのであれば、ぬいぐるみを選ぶことも良い選択です。」と、教えてくださいました。


2024年12月24日 笠松 拓也