１日目最後は、金箔総合ミュージアム箔巧館です。ここは、金箔のことについて楽しく学べる施設です。一番のポイントは「黄金の鎧兜」が鎮座する「金箔の間」。金箔の美しさと迫力を体感できる空間です。鎧兜を見る子どもたちの顔も黄金に輝いていますね。

　この「金箔の間」は金箔をなんと約1万枚以上貼りめぐらせているのだそうです。金箔に敢えてしわを出して貼ることで光の陰影が楽しめ、趣のある風合いに仕上げられているとのことでした。
　金沢は、日本の金箔の生産量99%以上を生産しています。世界随一の薄さと輝きを誇り、上質な金箔を作り出しているそうです。

　熟練した職人の技を見ました。作られた金箔は、１万分の１ミリ。光にかざすと向こう側が透けて見える程の薄さです。子どもたちは、均一で美しい金箔に仕上げていく実演風景を、じっと見つめていました。