１５日（木）、親不知海岸に行ってきました。学年のみんなで電車に乗ること自体も初めてなので、子どもたちは親不知に向かう電車の旅も楽しみにしていました。親不知駅で電車を降り、海岸へと1kmほどの道のりを歩きました。海が目の前に見えてくると、「海のにおいがするね」「絶対、ヒスイを見つける！」と話す子どもたちの声が聞こえ、気持ちが高まっているのを感じました。

　海岸に到着すると、子どもたちは、自分で決めた場所へ行き、活動を始めました。そして、良い石を見つけると、石の触り心地や光を当てて確かめたり、磁石にくっつくかどうかで試したりする姿が見られました。事前学習で調べてきたことをもとに、ヒスイかどうかを調べていました。ヒスイの条件に近いものが見つかると、「やった！ヒスイの可能性大！」と喜ぶ声が聞こえてきました。そんな声が周りから聞こえてくると、自分も見つけようとしてさらに一生懸命に探していました。気が付くと、始めはしゃがんで石を探していた子どもたちが地面に腰を下ろしていました。さらに時間が経つと、地面にはいつくばるような姿勢で石を探している子も見られました。それだけ、このヒスイ探しの活動に没頭して取り組めていたのだと感じ、うれしくなりました。

　学校へ戻り、活動の振り返りを行いました。その中で、拾ってきた石の『お気に入りベスト3』を決めたり、友だちと見せ合ったりしました。子どもたちのコレクションを見ていると、ヒスイっぽいという石以外のものもたくさん拾ってきていることが分かりました。子どもたちに聞いてみると、「この石は、ここに線が入っているんですけど、すごくないですか？」「とっても、すべすべなんです！」と目を輝かせながら話してくれました。珍しい色合いのもの、形が面白いもの、きらきらしているものなど、一人一人が「いい感じ」と思った石と出会うことができました。