新学期が始まって約ひと月。お子さんの様子はいかがでしょうか。新しい環境に慣れましたか？ゴールデンウイークの間は生活リズムが乱れやすいですね。ある調査によると発達障害とされる子は、１３年で１０倍になっているそうです。社会では、「発達障害と間違われる子」（「発達障害もどき」と言うそうです）が増えています。昨年度の学習会でもお話しましたが、睡眠不足が落ち着きのなさやかんしゃくなどの切れる行動を引き起こします。睡眠不足が子どもの脳を変えてしまいます。良い睡眠とって生活リズムを整え、朝型生活で過ごしましょう。　　　　　　　　　　　　　　　

※資料『「発達障害」と間違われるこどもたち』成田奈緒子　青春新書

　勉強も本格的に始まっています。宿題・自主学習などの家庭学習も自分からどんどん始められるようにしたいですよね。うまくいかないときは、場所・時間・やるべきことが分かっているか・困ったらどうすればよいか分かっているかなどが明確であることが大切です。子ども目線でおうちの環境をチェックしてみてください。
〇勉強する場所は決まっていますか。 　
〇勉強するのに十分なスペースが確保されていますか。
〇集中しやすい環境ですか（気が散ってしまうような見えるもの・聞こえるものはありませんか）。
〇必要な物がすぐに見つけられますか（文房具・教科書・ノートがすぐに使えますか）。
〇勉強の開始時刻・終了時刻は決まっていますか（おうちルールがありますか。確認できますか）。
〇適切な休憩が設定されていますか（学校の授業は長くても45分経ったら休み時間です）。
〇集中可能な時間設定ですか（お子さんがどのくらいだったら集中できるか知っていますか）。
〇やるべきことがはっきりしていますか（終わりが分かりますか）。
〇困った時、休憩を取りたい時、どうするか知っていますか。
〇終わった時、何かご褒美が用意されていますか。

　学習内容やお子さんの様子を記入したシートをまほろばファイルに閉じて持ち帰ります。お読みいただき、サインまたはコメントをお書きになって、次の通級日までに学級担任までお出しください。お忙しいと思いますが、保護者の方や担任の先生のコメントは子どもたちの励みになります。よろしくお願いします。
　１号でお知らせしましたが、今年度第１回目の学習会を、５月１８日（木）１６時４５分から１７時４５分、まほろば教室のフリースペースで行います。内容は昨年の第１回と同様で、『脳から子どもの発達を考える』です。前回聞き逃した方、復習をしたい方、新しい方…。お子さんに対する考え方が変わるかもしれません。ぜひおいでください。