5年生__

想像と違っても



 1月25日(火)に絞り染めを体験し、玉ねぎの皮から出る染料で布を染めました。玉ねぎの皮をご準備いただきありがとうございました。「絞り染め」とは、布の一部を縛ることで圧力をかけ染料が染みこまないようにすることで模様を作り出す技法の1つです。今回は、布を輪ゴムで絞り、絞られた部分が染まらないことを利用して、様々な模様を作りました。染料は玉ねぎを使用したため、黄色に染まります。浸し方によってグラデーションがでたり、染める時間が長ければ濃くなったりして、世界に一つしかないオリジナルの布が完成しました。



 染め物を体験したことのない子どもたちは、どんな風に模様が出るのか染め上がりを想像して、輪ゴムを巻き付けていました。ビー玉を使って丸い模様を付けたり、想像を膨らませながら輪ゴムで自由に絞ってそれぞれの模様を生み出したりしました。個性豊かな作品が出来上がりました。
 染める時は、鍋に玉ねぎの染料入れて布を20~30分浸します。染め上がりがとても楽しみだった子どもたち。布が気になりながらも友だちと協力してじっくり浸しました。



 染めた布を開くと「うわぁ!すごい!」「こんなにきれいに染まるんだ」「この模様きれいだね」と、それぞれの作品を見せ合い、褒め合い、認め合っていました。ある子が「思っていたのと違うけど、これもおもしろい!」と話していました。染めたかった模様と少し違っても、それが新たな発見と思えるその感性が素敵だと思いました。
 今後、この布をミシンで縫ってランチョンマットに仕上げていきます。子どもたちの個性あふれる布がどんなランチョンマットになるのか今から楽しみです。


2022年01月31日