5年生__

〇と×では語れないもの



 国語では、NHK for School「昔話法廷」を使って裁判をしてきました。この活動のねらいは以下の通りです。
●自分の考えをもち、表出(書いたり、話したり)すること 
●誰もが知っている昔話の見方を変えることで、考えの幅を広げること・新しい視点をもつこと
●仲間の考えを聴くことで、自分の考えを見つめ直すこと
●○と×では答えが出せない問題に立ち向かうこと



 活動の流れは、「(1)裁判の様子を見る (2)自分の考えをもつ (3)役割を決める (4)裁判をする (5)振り返る」です。子どもたちがそれぞれの役割になり、検察官と弁護人が考えを伝え合い、その様子を見ている裁判員一人一人が判決を決めるという裁判をやってみました。
 この活動のまとめとして、わかば活動で取り組んできたことと関連させ、「避難所生活に幸せはあるか」について討論しました。子どもたちは、昔話のときよりも悩んでいたようでしたが、自分たちの防災キャンプを振り返ったり、これまでの災害を想起したりしながら、自分の考えを表出しました。



【子どもたちの感想】
・自分は幸せはないと思う。自分の家族や友人が亡くなっているかもしれない。家族がいなくて、安心はできない。親が死んだら、自分はやっていけない。
・ぼくは幸せはないと思いました。実際に地震や津波があったとき、いやな気持ちになっているから幸せになりたくてもなれないから。それに、幸せになろうとしても、どうやって幸せになればいいか分からなくなる。
・私は幸せはあると思います。理由は、生きていることと、避難所に来れた幸せがあると思います。でもやっぱり、大切な人を失ったら幸せではないと思います。避難所って少しだけ幸せがあると思います。生きていること、ここに来られたこと、ごはんが食べられること、など少しだけ幸せはあります。たしかにつらいことはあるけれど、少し幸せはあるので、幸せはあるといえます。
・幸せはある。みんなで平等に生きていく。自分たちで幸せをつくる。みんなでアイデアを出し合う。協力する。少しの幸せを大きな幸せにつくり変える。幸せは自分たちでつくり出していくもの。つくるには、協力、我慢、助け合いが必要です。みんなでこのことを守っていけば、幸せを感じながら避難所生活を終えることができると思っています。


2021年12月23日