5年ひまわり__

自分の思いを「ことば」に



 

 電話やメールが普及し、「いつでも、どこでも、誰とでも」つながることができるこの時代だからこそ、「たった一人のあなた」のことを想う時間を大切にしたいと考えています。そこで、昔から大事にされてきた「手紙」という文化を、子どもたちと今、総合的な活動の時間である「『和』をつくる」の活動で体験しています。



 

 子どもたちの中には、「自分の思いを表現するのが苦手…」という子も少なくありません。でも、今回の手紙を書く活動で、「できない」「分からない」と困っている子は一人もいませんでした。それはきっと、「たった一人のあなた」を想う気持ちが強いからだと考えます。とても素敵なことですね。



 

 子どもたちの「ことば」には、その子らしさや相手を想う気持ちが表れていました。手紙を書く楽しさを味わったようで、「早く出したい」「早く届くといいな」という声が聞かれました。「紙」でなく、「想い」を届けるものが、「手紙」なのだと思います。子どもたちの想いが大切な人に届き、その人が笑顔になってくれると嬉しいです。


2020年06月05日