5年ひまわり__

みんなでつくる 「和」を味わう



 今週は、糸魚川で和食料理店を営む店主さんを講師にお呼びし、「和食つくり」を体験しました。家庭科の「ごはんとみそ汁」の学習ともタイアップし、ご飯とみそ汁を調理しながら、和食の伝統技術である「飾り切り」も教えていただきました。



 みそ汁は、鰹と昆布の合わせ出汁を取るところから始めました。昆布の出汁と鰹節を合わせて煮立たせる時の何とも言えない良い香りに「いい匂い」といった声があちこちで挙がりました。初めて出汁を取った子どもも味見をしながら「和食にずっと使われているのが、わかる」といって、そのうま味や上品な香りを楽しんでいました。みそ汁の具材は、全員でよく話し合い決めた玉ねぎ、油揚げ、じゃがいもの3種類。協力して、手際よく切ったり、油抜きをしたりする姿は、さすが5年生だなと感じました。



 飾り切りでは、シイタケを花に見立て、切り込みを入れていく方法に挑戦しました。黙々とシイタケに向き合う姿は職人そのもの。上手にできた子どもの満足げな表情に頬が緩みました。食べて満足するだけでなく、見て楽しい気分になるようにひと手間加える。料理を出す相手のことを大切にもてなす、和食の考え方に触れました笑顔でプロの技も見せていただき、子どもたちは大興奮でした。


2020年12月10日