5年ひまわり__

自分たちにもできる!



 6年生が修学旅行で不在だったときのこと。金曜日の昼休み、講堂の配当は6年生でした。ある子から、「6年生はいないけど、どうするんですか」と声が上がりました。これはよい機会だと思い、みんなで話し合ったところ、「5年生がイベントを考え、他の学年を誘う」ということに決まりました。運営は先日ドッジボール大会を運営していた運動委員会が、放送での呼びかけや音楽をかけての盛り上げは広報委員会が、けが人の対応は健康委員会が名乗りを上げてくれました。



 もちろん、通常の昼休みなので、イベントに参加しなかった5年生もいますが、まず大事にしたかったことは、子どもたちの自主性でした。みんなの前に立ち、見通しをもって説明する子、落ち着いた声で進行する子、マイクを持つわけではないけれど、遅れて参加する1・2年生に優しく声を掛ける子など、いきいきと光る自主的な姿があちらこちらで見られました。
 終わった後には、「1・2年生が楽しかったーって言ってくれて嬉しかった」「次の5年生が行動の時にもやってみたい」という声が上がったことが嬉しかったです。



子どもたちの心に、「自分たちもできる」「思ったより簡単だ」「うまくいかなかったことは次だ」という思いが生まれたことは、とても尊いことです。
 そして何より、「これまでの先輩がかっこいい背中を見せてきてくれたからこそできたこと」ということを5年生には感じてほしいですし、5年生たちにもかっこいい背中を見せていってほしいと願っています。


2020年11月19日