5年ひまわり__

「和」をつくる 生け花体験



 先週と今週、「『和』をつくる」で生け花体験をしました。
 ある子は、花器を作ったときから「早く花を生けたい!」と心待ちにしていました。そして当日、初めての生け花に没頭し、休み時間にも生け花を続けていました。花の長さや向き、色合い、花瓶の模様にまでこだわって生ける姿は真剣そのものでした。
 ある子は、毎回の活動で出会う「人」に、自分からたくさん話しかけています。このおしゃべりこそが、人と人をつないでいきます。話すこと、一緒に何かを成すことこで、つながりができる。そのことを「『和』をつくる」の活動、そして、子どもたちの姿から感じます。



 また、ある子は自分の作品に大満足で、「一万円で売れるな!」とにこにこしていました。それくらい、自信をもって言えること、自分の作品を自分で「すごい」と言えることは素敵なことです。なぜなら、「自分にはいいところがない」「自分なんか…」と思ってしまう子は少なくないからです。活動を通して、少しずつ自信をつけてくれると嬉しいなと思っています。

【子どもたちの感想】
・最初は、フラワーアレンジメントと生け花のちがいが分からなかったけど、最初のお話でちがいが分かりました。初めてやってみて、私は花が一番大事だと思っていたけど、周りの草とかも大事だなって思いました。私たちは日本の伝統のことをやっていて、一回も楽しくなかったことがありません。私にとっての生け花は、「みんながだれもが楽しくできること」だと思いました。



・人生初の生け花をやりました。楽しかったことは、挿すことです。いろいろなところに挿してあり、まるで山のどこかに集まっている花と草のようになっており、ソリダコの方がガーベラより目立っているように見えたので、タイトルは「これから」にしようと思っています。自分にとっての生け花は、だれの作品も形、色、そして模様もすべて自分が考えたもので、花も草の位置も自分が考えて設置する、つまり「自由」だと自分は思っています。
・私の家では、おばあちゃんが生け花をしています。なので、家の前とおじいちゃん、おばあちゃんの家の入口と、車庫の横に花が植えてあります。あと、おばあちゃんの家の玄関に、花が生けてあります。おばあちゃんの花があると、心が落ち着きます。おばあちゃんが今度生けるとき、一緒にやりたいです。


2020年10月15日