5年ひまわり__

ゆめ いみ じかん



 9月25日(金)に陶芸家さんを講師に招き、陶芸体験をしました。「『和』をつくる」の活動を通して伝統文化に触れるたび、日本には素敵な文化があること、普段は見えにくくても、手を伸ばせばすぐそばにあることを感じます。
 今回はご自身の仕事や作品についてのお話をしてくださいました。また、これまで生きてきて感じたことを、子どもたちへのメッセージとして語ってくださいました。それが、「ゆめ」「いみ」「じかん」の3つです。



~ゆめ~
 今、「夢」がある人は素晴らしいと思う。でも、「夢」がない人がだめということではない。今、やりたいことがないと思っている人は、考え方を変えれば「何にでもなれる、何でもやれる」という人だと思う。何百年も続いている伝統も、初めは1年目からのスタート。その1年目にみんなはなれる。

~いみ~
 最初から意味があるもの、意味がわかるものなんてほとんどない。やってから、意味がついてくる。やってみて、意味に気付ける。やってみる前から意味ばかり考え、求めていたら、何もできない。

~じかん~
 与えられた時間は不平等かもしれないけれど、今、過ぎていく時間や時間の流れ方はみんな一緒。命を使っているということ。今しかない時間、今しかない命であるなら、大切なものに時間を使ってほしい。



【子どもたちの感想】
・夢がある人はその夢に進めばいいと言っていたけど、夢がない人でもいい、それは何にでもなれる人だと言ってくれました。ぼくも、落ち込んだりしたときには、「何にでもなれる」と思いながら生きていきたいと思いました。
・意味がないものはたくさんあると思います。特に、今、近づいている持久走は走ると苦しいし、いい順位が取れないからあまり好きじゃないけど、よく考えたら、走り続けてゴールすると達成感やうれしさがこみ上げるなと思って、「なるほど」と思いました。
・「好きなものは好き、嫌いだからやらない」じゃなくて、嫌いなものや苦手なことも「やらない・あきらめる」んじゃなくて、チャレンジしたいです。苦しいけど、「やったら楽しい」を大切にして、時間・一つ一つを大切にしたいです。


2020年10月01日