糸魚川小学校なう__

命を守る避難訓練



 当校では、指導の重点に「自他の命を大切にし、安全に必要なことを理解し、危険から身を守ることのできる子」を掲げています。今年度は、そのために、3つの手立て((1)避難訓練、(2)交通安全街頭指導、(3)1・3年生対象の交通安全教室)を講じています。その中から、今年度に実施した避難訓練について、お知らせします。
【第1回避難訓練】
 火災から命を守るための訓練を行いました。子どもたちには、火災から命を守る知識として、死亡原因は煙であること、ハンカチの所持と低姿勢での避難の重要性、防火扉・防火スクリーンの通り方等を指導してあります。



【第2回避難訓練】
 不審者の侵入から命を守るための訓練を行いました。子どもたちには、オープンスペース・教室をシェルター化して命を守ること、不審者を興奮させないためのキーワードを使った放送をすることを確認しました。
 学年スペースを施錠し、扉の前には、テレビなどの大きな物、大きめの机、その上に小さな机というのように、大きいものから置き、不審者の侵入を防ぎます。また、児童を不審者から遠ざけ、不審者から見えないように、教室の死角になる場所に固まってしゃがむようにしました。



【第3回避難訓練】
 地震と津波から命を守る避難訓練を行いました。震度7の地震が発生し、大津波警報も発令されたという想定のもと、第2避難所である市民会館へ避難しました。子どもたちは、放送や担任の指示を聞き、真剣な態度で避難することができました。
 学校に戻ってからは、実際に起きた場合、どうしたらよいかを考えました。学年が上がるにつれ、避難する方法を知るだけでなく、以下のような自分事として考える力も付いています。
 ●糸魚川小学校はガラスが多い。
 ●レンガも崩れるかもしれない。
 ●市役所までの道が細い。
 ●交差点がすごいことになりそう。
 ●けがをしている人を優先しようと思った。でも、本当のときは譲れないかもしれない。
 ●車いすの人をよけるときに、状況判断をして後ろで待った。


2020年09月10日