皆さん、こんにちは。2回目の人権1分講座です。先週の給食の放送で「いただきます」と「ごちそうさま」の意味についてお話がありましたね。「いただきます」も「ごちそうさま」もとても大切な挨拶です。さて、みなさんの学級では、給食で「いただきます」と「ごちそうさま」の挨拶をする前に、日直さんは何と言っていますか? きっと、多くの学級で「手を合わせましょう」とか「手を合わせてください」と言っているのではないでしょうか。確かに、日本に住んでいる人の多くは、感謝の気持ちを表すのに手を合わせる文化があります。でも、宗教によっては、手を合わせない人もいますよね。世界にはさまざまな宗教があります。どんな宗教を信じるかはその人の自由です。「日本に住んでいるのだから、いただきます・ごちそうさまは、手を合わせるのが当たり前」ではないんですね。私のおすすめの声掛けは、「手を合わせましょう」ではなく「姿勢を正しましょう。いただきます」です。姿勢を正した後、手を合わせたい人は合わせればいいし、合わせない人がいてもよいのです。さまざまな文化をもつ人がいることを認めるのも人権を大切にすることにつながりますね。今日のテーマは、「『手を合わせましょう』は当たり前?」でした。
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