おたより__

「いのち」を考える子どもの姿から



3,4年生が5月から飼育していたアゲハチョウの幼虫が5匹ともさなぎになり羽化しました。

しかし、自然界は厳しく、全部が羽化に成功したわけではありません。さなぎの殻から翅をうまく出せなかったチョウもいました。



最後に残ったさなぎは、見事に羽化して美しい姿を見せてくれて、子どもは大変喜びました。

「まだ翅が弱いし、風が強いから自然に返すのを止めよう」
「自然に返すまで花を持ってきてあげよう」

子どもは自然に意見を出します。



子どもの意見からチョウに同化していることが分かります。

自分が生き物の中に入り込んでいるともいえるでしょう。

「いのち」を考えるときに、人や生き物に同化できるか、入り込むことができるかがとても大切だと子どもは教えてくれています。


2024年06月26日