能生中学校の風景__

能生中トピックス

綿花の収穫 いといがわコットンプロジェクト地域ボランティア



 10月1日にいといがわコットンプロジェクトを主催しているアパレルメーカーのaoさんの綿花畑に収穫ボランティアに行ってきました。生徒会本部役員と2,3年生のボランティアの生徒12名と2名の教職員での参加です。昨年に続いて2回目の参加ですが、今年度は春先の種植えにも参加を予定していましたが、急な天候不順で中止となっていました。
 学校のプランター栽培の綿花収穫は経験していたのですが、背丈以上に伸びた広大な畑での作業は初めてだったので、担当の方から説明を受けての作業です。地元の方やスタッフの方と一緒に、25名程での収穫でした。



 天候にも恵まれて暑い日でしたが、大きく成長した綿花の木が風で倒されたりしていて、通路もない状態。肌を出していると擦れたり、虫に刺されたりと危ないので肌を出すことができず、長袖で汗を掻きながら作業しました。
 男子生徒は、来週以降に小さな子供たちの収穫作業も予定されているので道づけも兼ねて、潜り込んで作業していきます。暖かい日が続いていたので、弾けて地面に多くの綿が落ちていました。中には、雨を吸って種が発芽し、双葉にまで成長しているものもありました。
 1時間ほど道路沿いの下の畑を収穫した後、休憩後にもう一つの上の畑に移動です。広さは3倍ほど・・・。その広さに圧倒されました。



 2時間ほどの作業で回収された綿は、20kgを超えており、1回での回収の過去最高の量ということです。天然の綿毛布での寝心地は「最高!!」という生徒の声。地域の方々とも交流しながら楽しいひと時でした。
 早川地域の美しい自然の中で昼食もいただきました。ひと汗かいた後のご飯は格別です。収穫量の多さや谷を渡る風が最高の隠し味となっていました。
 aoの代表からは、今後のSDGs活動の方向として、製品が出来上がった後の端切れ布を、土に還したり、紙に作り替えたりなどして、廃棄をなくす活動を進めていき、環境の保全と『つくる責任』を意識した仕事を継続していきたいと強い決意を聞くことができました。
 貴重な体験を通して能生中生徒会が進めているコットンプロジェクトのすばらしさを再確認することができました。スタッフの皆さんありがとうございました。今後もキャリア学習の中で、各学年が講演や体験学習を一緒に進めさせてもらいます。


2022年10月05日 吉田 和則