能生中学校の風景__

能生中トピックス

雫華雷奏 感動の体育祭 その1



 第31回能生中学校体育祭が6月4日に開催されました。昨年度は、感染症の感染防止対策で開催期日を延期したため、来賓の方々をお呼びすることができませんでしたが、今年は、2年ぶりに全ての来賓の方々に案内をさせていただき、20名ほどの方々から見守られて体育祭を実施することができました。
 熱中症の予防対策で6月開催としたところ、例年より暑く、真夏日まで観測されるような日々が続きましたが、体育祭当日は、曇り空の最高気温も20度程という絶好のコンディションに恵まれました。実行委員長の生徒会長からも日頃の能生中生の活動の様子を、思う存分に地域の方々や家族の皆に見てもらおうと激が飛ばされました。
 リーダー決定から約1ヶ月半と短い活動時間でしたが、両軍団長の決意のこもった宣誓で、両軍の士気も最高潮となっていきます。
開会式の最後は体育委員会の指揮の下、ラジオ体操でケガの防止に努めました。来場いただいた地域の方々もテント前で体操を一緒に行ってくださり、会場全体が体育祭成功のために一つとなっていきます。



 開会式の中でも紹介された小物やパネルが各団員を背中から勇気づけています。両軍は軍団名に込めた思いやマスコットの動物たちの願いに応えようと正々堂々と競技に取り組んでいきました。
 午前中の種目は、各学年の全員リレーと1,2年生の学年種目、男女の団体種目です。全員リレーでは、50mと100mの距離の違う走順を団の作戦や個人の特性に応じて考えて競技を構成していきました。まさにバトン1つに学級の思いを込めてリレーしていきます。
 学年種目は、遠くから見ている人にも内容が分かりやすい様に工夫され、アニマル歩きや借り物と違ったリレー道具で会場を盛り上げてくれました。学年委員会の皆さんのおかげです。ありがとうございました。



 3年生にとっては、体育祭で最後の学級の絆を試す機会となる全員リレー。学級の人数も少なく、ケガのため走れない仲間のために短いインターバルで何度もバトンを繋ぐ必死の姿が印象的でした。
 感染症の予防対策として密集を避けたり、ケガを防ぐために、今年から新たな男女の団体種目が取り入れられました。長縄跳びを8の字で飛ぶ回数を競う“飛べ 長縄ぴょんぴょん”や長竹をチームで持ってコーンを支点に廻る“台風の目”。それぞれの軍団が走順や廻すスピードを工夫して見る側も楽しめる種目となりました。
 来校いただいた地域の方々に、今年度も行う『花街プロジェクト』や『いといがわコットンプロジェクト』、1年生が行っている『グリーンプロジェクト』についても放送で紹介したり、プランターの様子や実際のイラストを見てもらいました。『いといがわコットンプロジェクト』で植え込んだ綿花を間引きした苗を自由に持ち帰ってもらおうと用意していたところ、「後輩たちが体育祭に集中できるように」と昨年度の卒業生が、会場内の方々に歩いて配付してくれました。まさに“生命のリレー”や“SNGsの精神”が先輩から後輩たちに受け継がれていることを実感する一時となりました。卒業生の皆さんありがとうございました。


2022年06月07日 吉田 和則