能生中学校の風景__

能生中トピックス

5/20朝 学年朝会や道徳の授業から



 1年生は、学級に分かれての授業でしたが、同じ題材を扱っての道徳授業でした。先日のグリーンプロジェクトで種植えをした『命のアサガオ』の授業です。現在の胎内市(たいないし)の小学校で、一人の新入学生が育てていたものです。名前は、丹後光祐(たんご・こうすけ)くん。いつも明るい活発な男の子でしたが、「急性リンパ性白血病」という血液のガンと戦っていました。それでも入学して約3ヶ月間、頑張って世話をしていたといいます。しかし…1学期が終わる7月に病状が悪化して、入院をしてしまいます。そして9月。光祐くんは、7歳という短すぎる生涯を閉じました。育てる人がいなくなったアサガオは、学校から光祐くんの家に移され、庭の片隅に植えられました。育て主を失ったアサガオでしたが、立派に花を付けて、遺族の心を癒やしたそうです。そのアサガオから取れた種は、丹後くんの病魔に負けない、生きることへの強い意志を大切にしていこうと『命のアサガオ』と名付けられて、全国各地に配られていきました。光祐くんのお母さんのインタビュー映像から、自分たちが進めているグリーンプロジェクトの意義を再確認する機会となりました。
 先日植えられたアサガオは、もう芽吹いています。一学期の期末PTAの際には美しい花を見ることができるはずです。ご家庭でも命の大切さを話し合ってもらえると嬉しいです。



 2年生の学年朝会では、情報モラルについて情報教育担当が映像資料を活用して説明してくれました。今後GIGAスクール構想で一人に一台ずつ配当されているタブレットの持ち帰りを想定して、授業以外で活用するときに十分に気を付けていかなければ内容を再度、具体的に注意しました。便利な中にそびえている大きな危険。個人情報の流失や違法サイトへのアクセス等、一度アップすると削除するのに大きな労力を費やすことや、多額な支払い等を請求されることも実際の事案を含めて説明しました。
 家庭でも個人の情報端末で、大きな心への傷や犯罪に巻き込まれる危険性を話し合ってみてください。



 3学年の朝会では、体育祭のリーダーたちが決意を仲間に伝えていました。パネルリーダー長、小物リーダー長、応援リーダー長が、支えてくれる3年生の軍団員に思いを伝え、リーダーとフォロアーの温かい関係ができあがっていきます。その後、それぞれの軍団に分かれて、6限目の結団式に向けて“3年生”としての意識固めを行いました。
 決められた時間の中でリーダーたちは、体育祭の準備を真剣に行ってきました。ただ、初めての6月開催で見えていないことも多くあります。来週末から始まる“体育祭強調ウィーク”の中で仕上げていきます。全校が一丸となって取り組む姿を応援してください。


2022年05月20日 吉田 和則