能生中学校の風景__

能生中トピックス

中学校区いじめ見逃しゼロスクール集会 



 11月28日に能生中学校区いじめ見逃しゼロスクール集会を全校生徒と校区内の5小学校の6年や学校によっては5年生も参加し、柔剣道場とアリーナで開催しました。
 今年度は、県の『いじめ見逃しゼロ 県民運動』のキャラバン活動の一環として行いました。講師は、NAMARAエンターテインメントの森下英矢 様で、県民運動の事務局の方と一緒に来校されました。
 CM、ビックスワンでのサッカーやプロレスでの選手紹介等で活躍されている森下さんは、生徒や児童の代表をスポーツ選手の紹介風にコールしてくれ、会場が温かい雰囲気の中で講演が始まっていきました。
 講演題は『人にやさしく』ご自身の園児、中・高校時代のエピソードを紹介しながら話を進めていかれました。親友からご自身を認められ、贈られたエールが現在の職業にも繋がっている話や自分の価値観と違った意見でも相手を認め、褒めてやることの大切さを会場に集まった多くの人たちに伝えていきます。
 そして、自分の意見を大切にすることが相手への思いやりにも繋がり、いじめがなくなれば、色々なことにチャレンジできる集団になっていくと説いてくれました。



 講演の後は、会場をアリーナに移し3密に注意しながらグループ協議を行いました。学校の違う児童や生徒との班構成のため、自己紹介の後、アイスブレーキングに『ワードウルフ』を行ってから、いじめをなくすために、「人にやさしく」するために自分ができることや「やさしさ」のあふれる学級や学校にするためにどうすべきか意見交流をしていきました。会場に来校いただき、講演を聞いていただいた各学校の先生方や学校運営協議会委員の皆さん、児童委員、民生委員や人権擁護委員、保護者の方々からもグループ協議に入っていただいたり、アドバイスをいただいたりしました。
 各班の班長から今から始めるいじめ撲滅に向けた決意も発表され、小春日和の天候のように暖かなムードの中で会を締めくくることができました。
 今後、各小学校では中学校区いじめ見逃しゼロスクール集会で考えたり、学んだ内容を参加できなかった下級生に伝えていきます。それぞれの学校でのいじめ見逃しゼロスクール集会も開催していきます。
 参加いただいた講師様、県民運動の事務局様、保護者、地域の皆様本当にありがとうございました。能生中学校区では、家庭や地域と連携しながら人権意識を高め、いじめや差別のない学校づくりに努めていきます。引き続きのご協力、ご支援をお願いします。



 また、今回の中学校区いじめ見逃しゼロスクール集会の学びをいつまでももち続け、忘れないように能生中学校PTA文化部の皆様から、生徒や教職員にファイルが贈られました。心温まる図柄にほっこりとすることができました。
 笑顔とハートが常に飛び交う能生中学校を目指して活動して参ります。本当にありがとうございました。大切に使わせていただきます。


2022年11月29日 吉田 和則